キツネノマゴ科タイワンサギゴケ属

タイワンサギゴケ

Staurogyne concinnula (Hance) Kuntze

台湾鷺苔
沖縄県西表島 2005. 3. 14

南に行くと多くなる,キツネノマゴに似ていないキツネノマゴ科植物の ひとつ。 サギゴケと聞くとゴマノハグサ科のムラサキサギゴケを思い浮かべる人が 多いだろうが,実際のところ共通点は少ない。 せいぜい,丈が非常に低いため苔のように見えることくらいだろうか。

花は清楚で美しくはあるものの,疎らに咲くので 目立たない。 その気になって探さないと視界に入らないので,一般の観光客が気付く ことは皆無に近いだろう。密林の一角で人知れず咲き,人知れず散る。 この点も,ムラサキサギゴケとは対照的である。

暗がりの中で揺れる小さな花冠は微かにラベンダー色を帯びていたように思えたものの, 図鑑では単に白いと表記されていただけだった。光の加減による錯覚か,ムラサキサギゴケ からの連想による思い違いだったのか。わたしのデジタルカメラでは認識できない ような微妙な色調だったため,今となっては真偽は分からない。

【生育地】 低地から山地の湿った木陰など
【生活史】 多年草
【分布】 石垣,西表 −台湾,中国南部 
【花期】 3〜4月

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