キク科ヒヨドリバナ属

シマフジバカマ

Eupatorium luchuense Nakai

シマフジバカマ
沖縄県西表島 2004. 3. 17

秋の七草のひとつ・フジバカマに代表されるヒヨドリバナ属の植物は, いずれもモジャモジャした感じの薄紫の花が特徴だ。高原の 夏を彩るヨツバヒヨドリの印象が強いため,どちらかといえば 北方系の植物と思われがちだが,実際は琉球にも何種類かが 分布する。中でも,ここで取り上げたシマフジバカマは 沖縄・八重山の固有種なので,正真正銘の南方系の種といえるだろう。

八重山で見られるもうひとつのヒヨドリバナ属植物・ タイワンヒヨドリとは,葉の裏に腺点がある点・ 葉身が裂けない点・植物体に毛がほとんど生えていない点で 識別できる。写真の個体は,海に面した岩場にカモノハシの 仲間やテッポウユリなどとともに群生していた。

【生育地】 海岸近くの石灰岩地
【生活史】 多年草
【分布】 沖永良部,与論,沖縄,宮古,石垣,西表島
【花期】 1〜7月

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