トウダイグサ科トウダイグサ属

シマニシキソウ

Euphorbia piluifera L.

シマニシキソウ
東京都小笠原村 2007. 11. 22

シマニシキソウ
東京都小笠原村 2009. 8. 16

その名の通り,南方の島々ではごく普通に見かけるニシキソウ。

東日本でお馴染みのコニシキソウなどと違って茎がそこそこ立ち上がり, 葉や花序のサイズも大きい。そのため,随分とがっしりした印象を受ける。 葉が無地な個体が多いが,葉に黒い中斑が入る個体や銅褐色を帯びる個体もあり, 地域によってはむしろその方が普通である。 葉ものの観葉植物ほどではないものの,株ごとに表情の違いがあって面白い。

標準的なシマニシキソウでは茎や葉に細かい毛が多いのだが, 小笠原では,時折,植物体のどこにも毛がなく,葉の表面の光沢が強く,鋸歯がやや鋭い ものが見られるという。テリハニシキソウ(var. glaberrima Koidz.)という固有の変種として区別されてはいるが, 数は少ないらしく,私は確実にこれだという個体には遭遇したことはない。 小笠原のやや独特な気候に適応した形質なのかもしれない。

【生育地】 路傍などの日当たりの良い場所
【生活史】 一年草
【分布】 熱帯アメリカ原産;ただし九州,南西諸島,小笠原では古くから定着していたらしく,帰化植物として扱わない考えもある
【花期】 春〜夏,暖地ではほぼ周年