ガガイモ科サクララン属

サクララン

Hoya carnosa (L.f.) R.Br.

桜蘭
沖縄県西表島 2005. 3. 13

梅雨の頃になると,毎年決まった場所から枝を出して,ほのかに桜色を帯びた 花を手毬のように咲かせる。桜蘭の和名はこれに由来するのだろう。 観葉植物が好きな人は,学名をカタカナ読みした 「ホヤ」や「ホヤ・カルノーサ」の通称の方がピンとくるかもしれない。 葉に白い覆輪の入る園芸品種が出回っているからだ。花の美しさもさることながら, 新芽では斑がピンク色を帯びて美しいこともあって,人気はかなり高い。

分厚いゴム板をそのまま型抜きしたような葉の質感は独特であり, 一目見ただけでサクラランだと分かる。肉厚なのでたっぷりと 水分を貯めこめるから乾燥地を好むかと思いきや,むしろ 谷筋など湿った環境でよく見られるようだ。もっとも,野外では 花に巡りあえることはそう多くはない。大抵の場合,特徴的な葉だけを 拝んで帰ることになる。

【生育地】 山野の谷筋など
【生活史】 ツル性の多年草 
【分布】 九州(日向及び薩摩半島南部以南),南西諸島各島 −台湾,中国南部
【花期】 6〜7月