ヒルギ科オヒルギ属

オヒルギ

Bruguiera gymnorrhiza (L.) Lam.

オヒルギ
沖縄県西表島 上原 2004. 3. 17

日本のマングローブを構成する樹種の中では,最も大きく成長する種類。 樹高はときに20mを超える。どちらかといえば海に面した最前線よりも 陸に近いマイルドな環境を好むので,道路からも観察しやすい。

ヒルギの仲間といえばタコの足のような支柱根をイメージしがちだが,オヒルギの 支柱根は比較的少ない。その代わり,地下を這う根から無数の呼吸根を伸ばす。 地上に出ては潜るということを繰り返すため,その様子は人間の膝そっくり。 この「膝根」はオヒルギ独特のものなので,識別のポイントとなる。

だが,最大の特徴は何といってもその真紅の花だろう。正確には赤い部分は花冠ではなく 萼筒で,先端は櫛の歯のように8〜12の裂片に分かれる。漫画に出てくる茹でダコのような イメージだ。果実が発芽して幼根が伸び始めても赤みは残るので,花の時期を 逸していても本種と分かる。

【生育地】 マングローブ
【生活史】 常緑高木
【分布】 奄美大島以南
【花期】 3〜6月

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