ツツジ科スノキ属

ムニンシャシャンボ

Vaccinium boninense Nakai

ムニンシャシャンボ
東京都小笠原村 2010. 2. 3

当年生の枝が伸びた後にすぐ開花するらしく,花の周りには常に展開したての葉が見られる。古い葉が深緑色であるのとは対照的に淡い黄緑色をしているので,開花している株は遠目にもそれと分かるのだ。写真の個体は特にその傾向が顕著である。

植物の新芽にしばしば様々な色が着いているのは,展開したての柔らかい組織を直射日光から守るためだという説明がよくなされる。小笠原でも,例えばアカテツやコブガシなどは間違いなくそうだろう。ただ,ムニンシャシャンボの場合は,送粉昆虫に対するアピールも込めて新葉の色を変えているのではないか,と考えたくなってしまう。