アカザ科アカザ属

マルバアカザ

Chenopodium acuminatum Willd.

マルバアカザ Chenopodium acuminatum
沖縄県西表島 星立 2004. 3. 17

写真の株に出会ったのは西表のとある白砂の浜。照りつける陽光の下, いかにも南国の植物らしい風情を漂わせていたので思わず写真を撮った のだが,帰ってから調べたら実は内地にも広く分布するとのことだった。 そういえば,前にも関東の何処かで見かけて標本を作ったことが あったっけ。

最大の特徴は何といっても葉。 名前の通りギザギザが全くない丸いシルエットで,まわりは 半透明の部分で縁取られる。また,アカザの仲間では 特に肉厚な部類に入り,押し葉にしてもなかなか乾いてくれない。 よく似た質感の葉を持つカワラアカザとは,葉が比較的細い点と 花序が貧弱である点に着目すれば識別できる。ただし, 判断に迷うような株もあるらしく,マルバアカザの変種として扱う人もいるようだ。

カワラアカザともども生育環境が人間の開発の影響を受けやすいため,最近は 個体数が減少しているらしい。

【生育地】 砂浜海岸,河原
【生活史】 1年草
【分布】 本州,四国,九州,琉球各島
【花期】 関東では6〜8月