アオイ科エノキアオイ属

エノキアオイ

Malvastrum coromandelianum (L.) Garcke

エノキアオイ
東京都小笠原村 母島 2008. 6. 8

エノキアオイ
東京都小笠原村 母島 2008. 6. 8

アオイ科は,かつての分類では約75属,最近のAPG植物分類体系では250程度もの属を含む大きなグループだ。 しかし,分布の中心が熱帯地方に偏っているため,日本に自生している種類はごくわずかにすぎない。 野外で出会うものの多くは,人間によって意図的・非意図的に持ち込まれた外来植物である。

エノキアオイもそういった手合いのひとつであり,わが国では主に南西諸島と小笠原諸島に帰化している。 私が最初に出会ったのは与那国島の水田の畦であり,ネバリミソハギなどの内地では見慣れない雑草と ともに繁茂していた。その後しばらくご無沙汰だったが,最近になって小笠原の父島で再開した。 和名の通り,エノキやムクノキを彷彿とさせる葉がとても特徴的だ。その反面, 花は淡い黄色でとても小さく目立たないが,よく見るとひと目でアオイ科だと分かる造作をしている。

【生育地】 日当たりの良い草地,路傍など 
【生活史】 多年草 
【分布】 熱帯アメリカ原産; 東南アジアなどの世界の熱帯・亜熱帯に広く帰化
【花期】 主に夏