多孔菌科カワラタケ属

ニクウスバタケ

Coriolus brevis (Berk.) Aoshi.

ニクウスバタケ Coriolus brevis
茨城県牛久市 2003. 10. 15

雑木林のいわゆる堅いキノコの中では,割合普通に見られる部類に入る。「肉薄刃茸」の名前の通り, 傘の上側が肉色から橙色の色調を帯びること,下側が薄いノコギリの歯を並べたような感じに なることが特徴。カワラタケのように色彩が様々に変化するといったことがないので,この仲間では 同定しやすい種類だと思う。ただ,どちらかというと地味な姿形をしているので,観察会などでもスルーされがちだ。

ところが,このキノコに熱い視線を向ける人達も少数ながら存在する。いわゆる虫屋さん,つまり昆虫趣味の人達だ。 どういう理由かは分からないが,ニクウスバタケが生えている朽木には,オオクワガタの幼虫が入っている ことが多いというのだ。オオクワガタは,物凄い高値がつくことで有名な日本最大のクワガタムシ。 虫屋さんの間では,オオクワを狙うならオレンジ色のカワラタケ(つまりニクウスバタケのこと)を探せ! ということになっているらしい。

【発生環境】 各種広葉樹枯死木上
【生態】 木材腐朽菌(白色腐朽)
【発生時期】 夏〜秋
【食毒】 不食


トップ