テングタケ科テングタケ属

テングタケ

Amanita pantherina (DC.:Fr.) Krombh.

Amanita pantherina
神奈川県横浜市 2004. 10. 20

日本のテングタケ属のキノコの代表種のひとつであることはまず間違いない。 何せ,名前がそのまま科や属の名前になっているのだから。 派手さでは兄弟分のベニテングタケに敵わないし,タマゴタケのような優秀な食菌でもない。 かといって,ドクツルタケなどのように1本食べればほぼ間違いなくあの世行き,というほど 強い毒を持っている訳でもない。だが,豹の毛皮を思わせる傘のデザインは洒落ていて 格好良い。

ただし,最近になって,今までテングタケと呼ばれていた菌の中には,少なくとも2つの種類が含まれることが 明らかになった。すなわち,本家テングタケと,2002年の論文で新しく記載されたイボテングタケ。 針葉樹林でよく見かける巨大なタイプがイボテングタケの子実体, 雑木林に多い小柄できゃしゃなタイプがテングタケの子実体に相当するようだ。

写真の個体も傘の直径5cm程度と小さく,高さも10cmに満たなかった。 同属の顔役としての貫禄が失われてしまったようで,少々残念ではある。

【発生環境】 各種針葉樹林・広葉樹林内
【生態】 外生菌根菌
【発生時期】 夏〜秋
【食毒】 有毒
【備考】 イボテングタケとの識別点は同種の項を参照のこと


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