ヌメリガサ科アカヤマタケ属

トガリツキミタケ

Hygrocybe acutoconica (Clem.) Singer f. japonicus Hongo

Hygrocybe acutoconica f. japonicus
茨城県つくば市 2004. 10. 12

成菌を上から 傘の尖った幼菌 ヒダの様子など

つくばのとある研究所の敷地内では,梅雨の頃から秋にかけて,まとまった量の雨が 降る度にこのキノコが生える。2004年の秋に台風が首都圏を直撃して大雨を 降らせた直後には,極端に降水量の少なかった夏の反動もあってか,実に見事な群生が 見られた。3m四方ばかりの範囲に軽く100本は生えていたと思う。 暗いモノトーンの林床に山吹色のとんがり帽子が並ぶ様子はなかなか幻想的だった。

アカヤマタケ属には鮮やかな赤や橙や黄色のフォトジェニックな子実体を作るものが多いが, 同定はなかなか難しい。このトガリツキミタケの場合.傘が橙黄色〜黄色で粘性があって中央が尖ることと ,子実体に触ってもアカヤマタケ等のように黒変しないことが識別のポイント。ただし 他の赤色系や橙色系の種も褪色するとしばしば黄色っぽくなるので,紛らわしいこともある。 写真の菌は地表に顔を出したての頃からこんな色調だった。

【発生環境】 各種針葉樹林・広葉樹林内
【発生時期】 初夏〜秋
【食毒】 不明

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