テングタケ科テングタケ属

タマゴタケ

Amanita hemibapha (Berk. & Br.) Sacc.

タマゴタケ Amanita hemibapha
茨城県つくば市 2009. 7. 5

幼菌 若い菌 茎にだんだらのないタイプ


日本で最も毒々しいキノコのひとつであると同時に,最も優秀な食用キノコのひとつ。

ベニテングタケとは対照的に, 「鮮やかな色のキノコは毒」という迷信を真っ向から否定する存在だといえよう。 凶悪な毒キノコが多いテングタケの仲間ながら,他に類似した菌が ほとんどないため,安心して食べられる。 場合によってはイボが雨で流れ落ちたベニテングタケと 紛らわしいことがあるが,傘の縁の条線・黄色いヒダ・橙色のツバ・黄色地に 橙色のダンダラ模様をあらわす柄を確認すれば,見誤ることはない。

味はかなり濃厚で,基本的には洋風料理に向いているようだ。 個人的には,パスタの具がお勧め。 タマゴタケそのものに強い旨味があるので,味付けは控えめで構わない。 塩,こしょう,ニンニクだけでも問題ないくらいだ。 キノコから麺に色が移って全体に淡い橙色になるため,見た目も 華やかになる。

【発生環境】 ブナ科の広葉樹林の他,トドマツ林など
【生態】 外生菌根菌
【発生時期】 夏〜秋
【食毒】 食用
【備考】 柄のだんだら模様は個体によっては目立たないか、まったくないこともある。

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