イッポンシメジ科イッポンシメジ属

シバフウラベニタケ

Entoloma pulchellus Hongo

シバフウラベニタケ
千葉県松戸市 2005. 7. 9

一昨年くらいからちょくちょく通っている公園は,休日ともなると近隣の市街地から訪れた家族連れで賑わう。 特に人気の高いのが,台地の縁に刻まれた谷間に広がる広大な芝生。かつて,ここでは谷底から豊富に湧き出る水を 利用して稲作が行われていた。往時の面影がほとんどなくなった現在でも, 奥の方にはほぼ常に水が溜まって半ば湿原のようになった区画がある。芝の育ちは悪いが,いつ訪れても 何かしらのキノコが迎えてくれるので,お気に入りのスポットとなっている。

このキノコもそこの常連のひとつで,最近になって幼菌の会の図鑑で名前を知った。傘の表面は肉色で,細かい褐色の 鱗片がついており,何となく干し肉の類を連想させる。また,イッポンシメジの仲間のお約束で,ヒダも淡紅色。 和名の通り芝地に特有の菌らしいので,公園の造成の際に芝にくっついて他所から運ばれてきたのかもしれない。 芝生が今日のように普及するまでは,どんな環境で暮らしていたのだろうか。

【発生環境】 芝生
【発生時期】 主に初夏
【食毒】 不明


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