ヌメリガサ科アカヤマタケ属

オオヒメノカサ近縁種

Hygrocybe sp.

オオヒメノカサ
茨城県日立市 2010. 6. 22

職場の温室の周りの芝生に群生していたキノコ。

フェアリーリングを作ったり,孤状に並んだりと,緑のキャンバスの上に様々な模様を作っていた。温室内で頻繁に散水しているせいで,菌類にとって住みやすい環境になっていたのだろう。周囲には,コキイロウラベニタケ,シバフタケなどの姿もあった。写真を撮影してから数日後に草刈りで一掃されてしまったが,いずれまた出てくるに違いない。

色調が地味なこともあって,ヌメリガサ科というよりはアセタケの類に近い印象。傘の表面は,放射状の繊維紋が目立つことも,ささくれた鱗片に覆われているように見えることもある。外見がそっくりなオオヒメノカサはヒダなどを傷つけると赤くなるらしいが,写真の個体も含めて,私はこれまでそういった変色性をもつ子実体を見たことがない。

ここでは文献にならってオオヒメノカサの近縁種としたものの,実はその変異内に入るのかもしれない。遺伝的解析などによる検証が必要だろう。

【発生環境】 水はけの悪い芝生,明るい草地など
【発生時期】 初夏〜秋
【食毒】 不明


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