ヒトヨタケ科ナヨタケ属

ムジナタケ

Psathyrella velutina (Pers.) Sing.

ムジナタケ Psathyrella velutina
千葉県松戸市 2003. 10. 31

褐色系の色調だったり多少毛羽立ったりしていると 動物を連想してしまうのは自然なことなので,獣の名前を冠するキノコは数多い。 思いつくまま挙げてみても,ヤギタケ,キツネタケ,イタチタケ,ムササビタケ,カワウソタケ, ラッコタケ,シカタケ,シシタケ,ウサギタケ,ヒツジタケ...。 ちょっと系統の違う名前だが,クマシメジやネズミシメジなんてものもある。

ここでとりあげたムジナタケもそのひとつ。傘も茎も茶褐色のフェルト状の鱗片で覆われており, 雰囲気はまさに獣の毛皮。ムジナというとタヌキとアナグマの両方を指すのだが, 全体の色調といい,こんもりと丸い傘といい,タヌキの方がイメージに近いようだ。 数あるキノコの名前の中でも,最高傑作のひとつだと思う。ただし,古くなると 胞子が成熟して全体に黒く汚れたようになり,ムジナらしく なくなってしまう。

【発生環境】 庭園,草原,路傍など
【生態】 腐生菌
【発生時期】 夏〜秋
【食毒】 食用だが, あまり美味しくはないらしい


トップ