シロキクラゲ科シロキクラゲ属

コガネニカワタケ

Tremella mesenterica Retz.:Fr.

コガネニカワタケ
北海道苫小牧市 2006. 6. 14

誰かが枯れ枝にミカンのシロップ漬けやゼリーをなすりつけたようにも見えるが, これでもれっきとしたキノコである。中華料理で「銀茸」として珍重されるシロキクラゲにとても近い種類で, 色が黄白色から橙黄色である点を除けば,見た目はよく似ている。 細かく並打った裂片が幾重にも重なってカーネーションのようになるものから,萎びた脳みそのような シワのある袋状のものまで,その形には変化があるようだ。

…と偉そうなことを書いたが,実はこのキノコ,コガネニカワタケではない可能性もかなり高い。 同じシロキクラゲ属には見た目がそっくりで担子器のサイズが 大きい近縁種が知られているし, 全く系統の異なるアカキクラゲの仲間にも, ハナビラダクリオキンなど紛らわしいものが含まれる。顕微鏡で覗きさえすれば 彼らの可能性を除外できたと思うのだが,遠出の最中だったため叶わなかった。

【発生環境】 広葉樹の朽木や切り株上
【発生時期】 春〜秋 
【食毒】 不明 
【備考】 写真の株はヤマハンノキから発生していた。ハナビラダクリオキンは針葉樹生なので候補からは 外れるが,他のアカキクラゲ類は…。



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