ヒラタケ科キヒラタケ属

キヒラタケ

Phyllotopsis nidulans (Pers. : Fr.) Sing.

Phyllotopsis nidulans
岩手県上閉伊郡大槌町 2005. 10. 17

その名の通り,ヒラタケを黄色くしたようなキノコ。ただし,黄色といっても トガリツキミタケ等のような鮮やかなものではなくて,もっと素朴で 温かみのある色調だ。日本風の言い方をすれば「卵色」あたりが近い。 傘の表面に柔らかい毛がふさふさと生えていることもあって,初めて見つけた時には 脳裏に愛くるしいヒヨコのイメージが浮かんだ。

このキノコ, 肉が強靭すぎて食用に向かない上,ほだ木に発生してシイタケ栽培の邪魔に なることが多々あるためか,どちらかというとマイナスなイメージがつきまといがち である。知名度も,多くのキノコ図鑑で巻頭を飾る割には心なしか低めな気がする。 ヒヨコタケなどといったもっと親しみやすい和名がつけられていたら, 評価ももう少し変わっていたのかもしれない。

【発生環境】 広葉樹,稀に針葉樹の材上または枯死木上
【生態】 木材腐朽菌
【発生時期】 夏〜秋
【食毒】 食べられない 


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