テングタケ科テングタケ属

フクロツルタケ

Amanita volvata (Peck) Martin

フクロツルタケ
栃木県 2005. 9. 17

真夏の雑木林はテングタケ類の宝庫だ。とりわけコテングタケモドキとこのフクロツルタケは数が多く, 何処の森に入っても大抵1本は見られる。

柔らかそうな肌色の鱗片に覆われた傘,子実体のサイズに不釣合いなくらい大きなつぼ, そしてずんぐりむっくりとした柄。この仲間としてはなかなか愛嬌のある姿だと思う。しかし, その正体は過去に死者を出したこともあるほどの猛毒菌。幼菌は古くなった マッシュルームと間違えそうな姿をしていることもあるが,決して口にしてはならない。

識別のポイントは上に挙げた特徴の他,傷つけた部分がゆっくりと赤く変色することと つばがないこと。ただし,「ない」というのは正確には「すぐに落ちてしまう」ということなので, ごく若い菌では写真のようにつばが残っていることもある。 赤変の有無は外観のやや似たシロテングタケとの重要な区別点となる。

【発生環境】 アカマツ・コナラ林やシイ林等,各種林内 
【生態】 外生菌根菌 
【発生時期】 夏 
【食毒】 有毒 


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