ベニタケ科チチタケ属

ヒロハチチタケ

Lactarius hygrophoroides Berk. et Curt.

ヒロハチチタケ
茨城県つくば市 2003. 7. 12


栃木県内で絶大な人気を誇る"ちだけ"ことチチタケによく似た種類。ただし知名度はそれよりもずっと低いらしく,このキノコを 積極的に採集して歩く人の話は聞いたことがない。発生量が少ないからか, それともお味の方がよろしくないからなのか。真相は分からないが,何となく 味が薄そうなのは確かである。

最大の特徴はその肉厚で疎らなヒダ。たまに 柄に垂生気味になるせいもあって,種小名にあるようにヌメリガサ科のキノコを連想させる。 しかし,傷つければ真っ白な乳液がちゃんと染み出てくるので,れっきとしたチチタケ属だと分かる。 この乳液,味が温和で放っておいても色が変わらないので,本当に牛乳みたいだ。 ハツタケを筆頭にお世辞にも乳には見えない乳液を出す種類が多い中,ある意味 貴重かもしれない。

【発生環境】 主に落葉広葉樹林内 
【発生時期】 夏〜秋 
【食毒】 食用
【備考】 チチタケは全体に色が濃く,ヒダは密で黄色味を帯びる。傷つけるとやはり白い乳液を 分泌するが,傷口が時間とともに褐変する点で異なる。


トップ