ズキンタケ科ロクショウグサレキン属

ヒメロクショウグサレキン

Chlorociboria omnivirens (Berk.) Dixon

ヒメロクショウグサレキン Chlorociboria omnivirens
群馬県大間々町 2003. 10. 28

何とも妙な語感の和名は「緑青腐れ菌」という意味で,この 仲間の菌糸が蔓延すると,木材が鮮やかな青緑色に染まることに由来している。 野山を歩いていると,必ずといっていいほど暗い青色に染まった枯れ枝を見かけるが, それは大抵の場合この仲間の仕業だ。

青くなった材は基本的には堅いまま長持ちするので, かつてはグリーンオーク等という名前で工芸品に使われていたという。実際には,他の 木材腐朽菌などのせいで,既にぼろぼろになっているものも多いのだが...。

沢筋等の湿気の多い場所などでは,しばしばキノコそのものも見つかる。材と同様, やはり鮮やかな青緑色をしている。 下に柄のついた椀形のものがロクショウグサレキン,柄が 椀の端の方についてシャモジ形になるのがロクショウグサレキンモドキ,そしてやや小型で 椀が浅く,ほとんど画鋲のようになるのがヒメロクショウグサレキン。写真の個体は ヒメロクショウグサレキンである。中央部分の色が薄く,時にはほとんど白くなるのも特徴的だ。

【発生環境】 腐朽木上 
【生態】 木材腐朽菌 
【発生時期】 主に秋 
【食毒】 不食 


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