ヒメツチグリ科ヒメツチグリ属

エリマキツチグリ

Geastrum triplex (Jungh.) Fisch.

エリマキツチグリ Geastrum triplex
茨城県つくば市 2008. 10. 3


ミカンの皮を中途半端にむいて,地面に放置したようなキノコ。

学名はgeo(地上の)astrum(星)という意味で,確かにその様子は 星を連想させる。しかし,本種も含め,日本に産するこの手の キノコたちの和名は「何たらツチグリ」「何たらツチガキ」ばかりで, そんなニュアンスのものはない。丸い幼菌は 栗に見えなくもないが,柿とは一体?欧州と日本との ネーミングセンスの違いを反映しているようで面白い。

ここで取り上げたエリマキツチグリは,ヒメツチグリ科の菌の中では 普通にみられる種類。どちらかというと落葉の多い 暗い森林の下を好み,大抵は何個体もまとまって生えている。 樹種は特に選ばないらしく,雑木林の下でもスギの人工林の下でも 見たことがある。 外皮(星型の部分)が内皮(中央の球形の部分)の周りで襟巻き状に 裂けることが特徴で,和名もそこに由来する。外皮の内側が 外側に比べて弾力性に欠けるため,こうなるらしい。

【発生環境】 各種林内の腐植の多い場所 
【発生時期】 主に秋 
【生態】 落葉分解菌 
【食毒】 不食

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