アミガサタケ科アミガサタケ属

チャアミガサタケ

Morchella esculenta (L.:Fr.) Pers. var. umbrina (Boud.) Imai.

チャアミガサタケ
北海道沙流郡門別町 2005. 5. 13


通常のアミガサタケのうち,網目の中の部分が黒褐色を帯びるものを指す。

本種を含むアミガサタケの仲間は,春の食用キノコの定番といっても良い存在だ。 年によって多少の変動はあるものの,ソメイヨシノが咲き始める3月下旬頃に トガリアミガサタケなどのブラックモレルの類が,葉桜になる頃にアミガサタケ などのホワイトモレルの類が発生のピークを迎える。 しかし,わたしにとって彼らは縁の薄い存在だった。この季節, 山里のスプリングエフェメラルたちの花に目が移ってしまうため, 彼らがよく発生するような街中の公園などにはなかなか足が向かないからである。

この年も結局まともな個体に出会わぬまま春が過ぎてしまったが,所用で北海道 を訪れた際,牧場の間に僅かに残された林の中で写真の個体に遭遇することが できた。

【発生環境】 サクラ等の樹種下,腐植の多い場所など
【発生時期】 春
【食毒】 美味な食菌,ただし生食すると中毒。

2本
北海道沙流郡門別町 2005. 5. 13