キシメジ科クヌギタケ属

ニオイアシナガタケ

Mycena amygdalina (Pers.) Sing.

ニオイアシナガタケ
群馬県桐生市 2004. 11. 2

都市近郊の山々が紅葉狩りの人々で大いに賑わう頃,落葉が たくさん降り積もった登山道沿い等でこの手のキノコをよく見かける。 ひょろひょろと伸びた茎の先にちょこんと載った小さな傘が 実にユーモラスだ。写真の菌は小型で柄に条線がなく,鼻を近づけると かすかに消毒薬のような匂いがしたので,ニオイアシナガタケと 同定した。ただし,合っているかどうか自信はない。

生産できる胞子の量を犠牲にしてまで柄への配分を大きくしているのは, 分厚い落葉の層の中に埋まってしまうのを可能な限り避けるためだろう。 実際,紅葉を過ぎた頃の降り積もり方は凄まじく,吹き溜まりに なりやすい沢筋では膝上くらいまで貯まることも珍しくない。 そんな場所ではクモも糸の張り場に困るのだろう,このキノコを巣の骨組みの 一部として使っていた。このクモ,普段は天幕状の部分に逆さまに 陣取っているようだ。

【発生環境】 各種広葉樹林内の落葉や枯れ枝
【生態】 落葉分解菌
【発生時期】 秋 
【食毒】 不明
【備考】 アシナガタケその他の近縁種かもしれない


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