テングタケ科テングタケ属

オニテングタケの仲間

Amanita sp.

オニテングタケ近縁種
静岡県南伊豆町 2000. 9. 27

何と形容したらいいのだろう。兜の鉢金か,鬼の金棒か,はたまたスパイク付きの鉄球を 振り回す武器か。何ともいえない威圧感だ。 テングタケ属のシロオニタケの仲間の菌には,こんな風に全身に尖ったイボをまとう種類が多い。 初めての人にはインパクトは充分だろうが,いざ種の同定となると難しい。

写真の菌の名前も結局分からずじまいだった。 疣が角錘型で傘の中央部で目立って大きい点や 成熟するにつれキノコ全体が淡褐色になる点はオニテングタケに近いが, 茎の下部に大きな長方形の疣が並んでパイナップルのようになる点が 異なる。 最近西日本で発見されたスオウシロオニタケという菌に似ている気もするが, 今となっては真相は闇の中。

【発生環境】 スダジイの多い照葉樹林 
【発生時期】 夏 
【食毒】 食毒不明
【肉眼的な特徴】 傘は直径10〜15cm,まんじゅう形から平らに開き,幼時ほぼ白色,のち淡褐色, 角錐形で赤褐色の疣を散布する。疣は傘周縁では小型であるが,中央に向かう に従って大きくなり,高さ3mm程。柄は傘と同色,下部は棍棒状または紡錘状に 膨らみ,傘表面のものより大型の長方形の疣に覆われる。この点でオニテングタケ とは異なる。成熟した菌で柄がささくれるかどうかは覚えていない。 つばは淡褐色で上面に条線があり,永存性。


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