ヌメリガサ科アカヤマタケ属

トガリツキミタケの色違い

Hygrocybe sp.

トガリツキミタケ近縁種
茨城県つくば市 20034. 10. 12

とある研究所の敷地内にトガリツキミタケ と思しきキノコとともに生えていた。色が濃く,特に若い頃には紅色に近い点を 除けば,両者はそっくり。 ほぼ1対1の割合で混生していたこと, 古くなると似たような色調になってしまうことが災いして,最近まで 混同していた。

両者を並べて見ていると,頭が混乱してくる。 図鑑の説明文に記されている肉眼的特徴は,このサイトで トガリツキミタケとして掲載している菌に一致する。 しかし,山渓の日本のキノコをはじめとする文献に載っている写真は,むしろこの不明菌に 近いようにも思える。両者は単なる色違いなのだろうか。 また,保育社の新菌類図鑑にはトガリダイダイタケという類似の種が記載 されている。胞子や担子器などの特徴も重要なようなので,是非とも検鏡したいところでは ある。

【発生環境】 各種広葉樹・針葉樹林内 
【発生時期】 初夏〜秋 
【食毒】 食毒不明
【肉眼的な特徴】 傘は直径3〜4cm,先の尖った円錐形から平らに開くが,中央部は最後まで突出した状態を保つ。 アカイボカサタケのような乳頭状の突起を持つ場合もある。 幼時は赤橙色,のち中央部以外は色褪せて黄橙色,湿っている時には粘性があり,縁に条線を あらわす。ヒダは淡黄色でやや疎,浅いしわで連結される。柄は長さ4〜5cm,橙色,繊維状の 模様があってしばしばねじれる。アカヤマタケのような黒変性はどの部分にもない。

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