ナデシコ科ミミナグサ属

オオミミナグサ

Cerastium holosteoides Fries var. holosteoides

オオミミナグサ
北海道沙流郡門別町 2005. 5. 22

北海道の野山を歩くと必ずといってもよいほど目につくのが,アキタブキの巨大な葉だ。 関東で見慣れた母種のフキとは桁違いの大きさであり,差し渡しが1mを超えるような ものも稀ではない。足寄町の螺湾川などには特に大型のものが生育しており, かつては「馬に乗った人の頭上より高く,馬の足より太い葉柄が林のように繁茂」していた という。

ここまで極端ではなくとも,寒い地方になると大型化する植物は多い。 郊外の路傍などで時折見られる雑草であるミミナグサもそのひとつ。 北海道などでは,全体に大柄で萼片の長さが5mmを超えるオオミミナグサという タイプが多く見られ,学名上の基準変種となっている。 紫色系の色素が薄いため, 近縁の外来種であるオランダミミナグサに似た雰囲気をもつ株も多いが, 花柄が萼片よりも長いという点に着目すれば識別に迷うことはない。

【生育地】 日当りの良い路傍や草原など
【生活史】 多年草 
【分布】 北海道,本州(中北部)
【花期】 5月〜7月
【備考】 写真の株は咲き始めのため,花柄が短め。

オオミミナグサ
北海道沙流郡門別町 2005. 5. 22