キク科ガンクビソウ属

オオガンクビソウ

Carpesium macrocephalum Franch. et Sav.

オオガンクビソウ
北海道新冠町 2005. 8. 11

名前の通り,日本のガンクビソウの仲間では並外れて大きな頭花をつける種である。 その差し渡しは最大で4cm近くに達し,周囲をこれまた長大な総苞片が取り囲む。 長さよりも幅の方がずっと大きいため,煙管の雁首というよりは お皿を逆さにしたような形。舌状花をむしったヒマワリにも似ていて, 異様な迫力がある。

ガンクビソウの仲間の果実(痩果)の表面には粘液を出す腺があり, 動物の体表に付着して運ばれる。いわゆる「ひっつき虫」というやつだ。粘りの強さ はかなりのものだが,ほとんどの種では花のサイズが小さいのであまり気にならない。 だが,オオガンクビソウだけは例外。シャワーヘッドのような巨大な果実の集団にうっかり触ると, とんでもないことになる。

【生育地】 温帯林内のやや湿り気の多い場所
【生活史】 多年草
【分布】 北海道,本州(中部地方以北) −朝鮮,中国(東北部)
【花期】 8〜10月