ナデシコ科ワチガイソウ属

クシロワチガイソウ

Pseudostellaria sylvatica (Maxim.) Pax

クシロワチガイソウ
北海道釧路郡釧路町 2005. 6. 10

日本のワチガイソウの仲間では最も北に分布が偏っているもののひとつ。

花弁は基本的には5枚で,先端が桜のように浅く切れ込む。 ヒゲネワチガイソウとは随分と雰囲気が異なるものの, この属としてはわりかし標準的な部類だ。しかし, 葉は極端に細長く,1枚だけ見せられたら イネ科植物だと勘違いしてしまいそうだ。それを対生させてひょろりと伸びる姿は個性的であり, 現地では他に似たものはない。

釧路の名を冠する植物の中では普通な方であり,釧路・根室地方の森の 中を歩いていると頻繁に出会う。涼しげな草姿といい,繊細な花といい,なかなか 好感度が高いデザインだと思う。キンレンカなどよりは, よっぽど釧路市の花に相応しいのではなかろうか。

【生育地】 平地〜山地の明るい林内
【生活史】 多年草 
【分布】 北海道,本州(北部)
【花期】 5月〜6月