カタバミ科カタバミ属

コミヤマカタバミ

Oxalis acetosella L.

コミヤマカタバミ Oxalis acetosella
北海道釧路郡釧路町 2003. 6. 3

カタバミの仲間は,いずれも三角形の小葉が3つ集まった独特な形の複葉を持っている。これが虫に 半分食べられたように見えるので,「片食み」の名がついた。日本には黄色い花のカタバミを筆頭に 6種類が自生する他,ムラサキカタバミなど8種あまりが帰化している。 このコミヤマカタバミは中でも割合涼しい場所を好む種類。亜高山帯の針葉樹林の下などで, 初夏の頃,俯き加減に大きな白い花を咲かせる。

写真は北海道の海岸近く,トドマツの人工林の下で撮影した。北海道は寒いので,関東では 高地に行かないとないような植物も平地で見られるのだ。陽当りがよくなったために 一斉に繁茂したのだろう,間伐の跡地にミヤマスミレ等とともに花の絨毯を作っていた。 中には花びらの脈が紫色で,遠目には淡紫色に見える花を咲かせていた株もあったのだが, デジカメではその色調を再現することは無理だった。

【生育地】 亜高山帯針葉樹林
【生活史】 多年草
【分布】 日本全土
【花期】 5〜6月