バラ科オランダイチゴ属

エゾクサイチゴ

Fragaria yezoensis Hara

エゾノクサイチゴ
北海厚岸郡厚岸町 2004. 6. 11


見た目の通り,食卓でお馴染みのイチゴ・分類学でいうところの オランダイチゴに近い植物。果実もオランダイチゴそっくりで 食べられるが,エキノコックスのことを考えるとなかなか手を出せない。 道東地方の平地ではごく普通に見られる種類で, 道端や牧場など明るくて開けた場所ならば,春になると必ずといっていい程 その白い花に出会う。あまりにも繁茂しているので, 初めて見た時は外来種かと思った。

この仲間は日本には他に3種が知られており,うち1種は外来植物である。 本州に分布するシロバナノヘビイチゴは, 茎の毛がやや寝ている点を除けばエゾクサイチゴにそっくり。 中間的なものも多いことから,同種とする見解もある。また, 同じく外観が類似するエゾヘビイチゴは,エゾクサイチゴと違って 雌蕊の長さと雄蕊の長さにあまり差がない。ヨーロッパ・シベリア原産だが, 北海道に帰化している。

【生育地】 路傍や明るい草原など
【生活史】 多年草
【分布】 北海道南東部
【花期】 5〜6月