マメ科ソラマメ属

ナンテンハギ

Vicia unijuga A.Braun

ナンテンハギ Vicia unijuga
群馬県桐生市 2004. 5. 17

その名の通り,小葉の雰囲気がナンテンに似ているマメ科植物。

3枚以上の小葉から構成される複葉をもつ種類が圧倒的に多いこの仲間では珍しく, 基本的に小葉は1対。そのため葉だけでも見当をつけやすく, 間違えやすい種類はミヤマタニワタシくらいしかない。遠目にはそっくりだが, 地下に走出枝を持つことと花序の苞が開花後も落ちないことの2点でナンテンハギと 区別することができる。

やや硬めの質感にもかかわらず若葉はおいしいらしく,春の山菜としておひたしなどに 用いる地方もある。また,その筋の人には,近年個体数の減少が噂されている アサマシジミの食草としても有名である。食草そのものは山間部に行けば割合普通に生えているのだが, 残念ながらチョウの方はめっきり姿を見なくなってしまった。

【生育地】 明るい林縁や草原など
【生活史】 多年草
【分布】 北海道,本州,四国,九州
【花期】 6〜10月