キク科ヤナギタンポポ属

ミヤマコウゾリナ Hieracium japonicum
石川県白山南竜ヶ馬場 2003. 8. 6

ミヤマコウゾリナ

Hieracium japonicum

黒い総苞と黄色の花との対比が鮮烈な印象を与える高山植物。中部地方以北の高山帯では そう珍しくない。全体の雰囲気は畑地雑草のコウゾリナにそっくりだが, 果実の先が尖らないこと等を 重視して,それとは別のHieracium属に分類されている。 なお,同じような環境に生えて見た目も似ているカンチコウゾリナは,コウゾリナ の高山型。茎に白い毛がないのが良い区別点だ。

Hieraciumの仲間は欧州には多数知られているが,日本に分布しているのは僅か2種,本種と ヤナギタンポポのみ。ただし,最近は外来の種類も幾つか入ってきている。代表的なものが コウリンタンポポ。寒い地方の路傍で鮮やかな赤橙色の花を咲かせているのをよく見かける。 日本の在来のキク科の植物にはあまりない花色なので,遠目にもすぐにそれと分かる。

【生育地】亜高山・高山の草地 【生活史】多年草 【分布】本州(中部以北)
【花期】7〜8月