リンドウ科センブリ属

ミヤマアケボノソウ

Swertia perennis L. subsp. cuspidata (Maxim.) H.Hara

ミヤマアケボノソウ
長野県白馬村 2006. 8. 20

存在感を積極的にアピールして多くの人の注目を浴びる訳ではないが, 個性の強さでは誰にも負けない ...ミヤマアケボノソウは,そんな表現がぴったりの玄人好みのする植物だ。

帯黒青色,暗紫色,パープルグレイなど,人によって様々に表現が異なるその花の色は, 他にほとんど例を見ないもの。 和名が示すとおり,夜明けに向けて次第に明るくなっていく空の色を彷彿とさせるものがある。 ご来光を見るために早起きをして,テントの出入口を開けた時に視界に飛び込んでくる,あの色である。 写真ではムラサキセンブリをやや濃くしたような無難な感じに写っているが,実際は もっと黒みが強い。

【生育地】 高山帯の湿地周辺,やや湿った草原
【生活史】 多年草
【分布】 北海道,本州(早池峰,八ヶ岳,南ア,北ア)
【花期】 7〜8月
【備考】 北海道のものを エゾミヤマアケボノソウとして変種に分ける考えもある。