リンドウ科センブリ属

フナシアケボノソウ

Swertia bimaculata (Siebold et Zucc.) Hook.f. et Thomson ex C.B.Clarke
f. impunctata (Makino) Satake


フナシアケボノソウ
岩手県一関市 2009. 9. 3

アケボノソウの花といえば,黒紫色の斑点と黄緑色の蜜腺が特徴的。 しかし,たまにその斑点がまったく存在しない個体が見つかり,フナシアケボノソウと呼ばれている。

斑点の元と なる色素が何らかの理由により合成されないということなので,他の植物でいう白花品に相当するのだろう。 ただし,もともと花の地色が白いため,通常の株と印象はさほど変わらない。 むしろ,チャームポイントが消えたせいで,この種が本来持っている独特の個性が弱くなってしまった感がある。 ルリソウに対するハリソウのように,白花品にはしばしば洒落た名前がつけられるが,アケボノソウの場合は ごく平凡な和名となっている。

【生育地】 山地のやや湿った木陰や草原,渓流沿いなど
【生活史】 1〜2年草
【分布】 母種の分布域は,北海道,本州,四国,九州; 中国中部〜西部,ヒマラヤ
【花期】 9〜10月
【備考】 YListではホシナシアケボノソウとして登録されている。