キキョウ科ツリガネニンジン属

ハクサンシャジン Adenophora triphylla
石川県白山 2003. 8. 7

ハクサンシャジン

Adenophora triphylla A.DC. var. japonica H.Hara f. violacea T.Shimizu

高山の季節の移り変わりは速い。8月も半ばを過ぎると,低地では 秋に見られるような花々が早々と咲き始める。トリカブト,リンドウ,マツムシソウ,アザミの仲間... 何故だろうか,その頃目立つ花には紫色系統のものが多い。ここで取り上げたハクサンシャジンも, そういった種類のひとつだ。キキョウによく似た色調のその花は,秋の気配の漂い始めた澄んだ空によく映える。

本種は,関東の里山でも御馴染みのツリガネニンジンの高山型。 ツリガネニンジンという標準和名よりも,山菜としての呼称である「トトキ」の方が,ピンとくる人が 多いかもしれない。ハクサンシャジンに比べると随分と雰囲気が異なり,背が高いし,花も貧弱で 色が薄くまばらである。しかし,雌蕊の根元にある蜜腺が杯型でなく筒型であること, 葉が輪生すること等,共通する点も多い。

【生育地】亜高山から高山の草地 【生活史】多年草 【分布】北海道,本州中部以北 【花期】7〜8月



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