イチヤクソウ科ギンリョウソウ属

ギンリョウソウ

Monotropastrum humile (D.Don) H.Hara

ギンリョウソウ Monotropastrum humile
群馬県桐生市 2002. 6. 3

梅雨の頃はともすると雨が降り続いて鬱陶しいものだが,キノコを見る趣味が出来てからは, ある意味待ち遠しい季節のひとつになった。湿気が多いせいでキノコが沢山発生するからだ。

この時期,腐植の多い暗い林の下を散歩しているとキノコと一緒によく見られるのが, ギンリョウソウ。闇の中に浮かび上がる青白い姿をキノコと思った人も多いだろうが, れっきとした植物だ。

白く見えるのは葉緑体を欠くため。根に共生しているある種の菌類から 栄養分を貰うことができるので,光合成をする必要がないのである。 花の中央,青い柱頭の奥には蜜が蓄えられており,これを求めて訪れるマルハナバチが花粉を運ぶ。この 季節の林床には案外花が少ないので,彼らにとっては貴重なのかもしれない。

【生育地】 山地の各種樹林内
【生活史】 腐生の多年草
【分布】 日本全土
【花期】 5〜8月


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