ユリ科アマナ属

アマナ

Tulipa edulis (Miq.) Baker

アマナ Amana edulis
茨城県 小貝川河畔 2003. 3. 30

河畔など,平地の湿った草地に真っ先に春を告げる植物。園芸種のような華美さはないものの, 純白の地に紫色のアクセントが入ったその花は, 早春の冷たく澄んだ感じの空気に相応しい清々しさをたたえている。小貝川や 渡良瀬遊水池ではアシ原の縁などに多く,場所によっては野焼きで黒くなった地面が花のせいで 遠くから白く見える程びっしりと生えている。

チューリップに近い植物だけあって,このような環境で見られる花としては,間違いなく大きくて目立つ部類に入るだろう。 ただ,残念ながら他の春の花が盛りになる頃には既に花が終わってしまっているので, その存在に気づく人は少ないようである。 白粉を帯びた細い葉が株ごとに1枚ずつ出る様子は 他に例を見ないものなので,注意して探せば意外な場所でも見つかるかも。

【生育地】 平地のやや湿った草原
【生活史】 多年草
【分布】 本州,四国,九州
【花期】 3〜4月