スミレ科スミレ属

アカネスミレ

Viola phalacrocarpa Maxim.

アカネスミレ Viola phalacrocarpa
茨城県牛久市 2007. 4. 12

アカネスミレ Viola phalacrocarpa
茨城県つくば市 2009. 4. 13


その名の通り,濃い紅紫色の花を咲かせるスミレ。 写真では青っぽく写っているが,実際はもっと赤っぽい 深みのある色調だ。地域によって多少差はあるものの, 関東の丘陵の雑木林ではタチツボスミレに次いで よく目につくスミレだと思う。

このスミレの最大の特徴は,ズバリ毛深いことだ。葉柄や花茎のみならず, 花の距や子房,果実に至るまで短い毛が生えていることが多い。 「かわいいスミレ」という印象がどうしても強くなってしまうのは, この毛のせいなのかもしれない。

同じ無茎種で比較的よく似ているコスミレには, 毛があまり生えていないことが多い。ただし,側弁の基部以外に全く毛がない アカネスミレ(変種オカスミレ)や,やたらと毛深いコスミレも存在するので, 正確に識別するためには,距の形など,様々な特徴から 総合的に判断する必要がある[1]。簡単なようでいて,慣れないと難しい。

【生育地】 低地の二次林や路傍など
【生活史】 多年草
【分布】 北海道〜屋久島,関東以北に多い
【花期】 4〜5月